これまで、航海士についてザックリしか説明していませんでしたが、今回は詳しく紹介していきます。
部員からスタートを考えている方やこれから免状の取得を考えている方は、ぜひ参考にどうぞ
航海士とは
- 船の総責任者である船長を補助し、甲板部員を指揮し、航海計画に基づいて航海や荷役に関する業務を担当する人です。
- 予定航路の状況、気象・海象などを事前に調査し、航海計画を作成する。
- また、出航前には、水、燃料、計器の作動状況を調べ、出航の準備をする。
- 出入港時には船橋、船首、船尾など指定の位置につき、船長の命令を各部に伝えたり、錨作業や係船作業を指揮する。
- 航海中は、肉眼やレーダー、GPSで陸地、島、灯台、他船の位置や航路標識などをチェックし、現在位置を海図上で確認する。
- 通常は3人の航海士が乗り込み、4時間ずつのローテーションで航海当直に立つ。
- 航海計器・舵などの機器の作動状況や気象・潮流の変化に気を配り、他船との衝突や座礁などを避け、進路を保って安全で効率的な航海につとめる。
- 停泊中は、荷役作業が安全に進行するよう監督しながら、次の航海に備えて必要な資材の補給、航海計器や船体の整備、荷役の書類などの確認を行う。
このような仕事をしています。
ではどうやったら航海士(職員)になれるのか、こちらを参照してください。
とりあえず6級をとれば、当分はなんとかなります!
会社の採用条件には、4級や乗船履歴1年以上、という会社もありますが、現在業界は船員不足なので、採用してくれる会社はたくさんあります。
入社してから、上の免状やほかの資格の取得を会社から言われるケースもあります。
その際は、会社から全額出してもらえるのでラッキーです、期待されている証拠です!
5級以上の過去問のリンクを貼ってますのでどうぞ。
6級については、こちらにお問い合わせください。
航海士になると
航海士になると
- 上記のように仕事量が多くなる。
- 一つの配置の責任者になる。
- 船長からの要求が多くなる。
と、少し大変になりますが、その分、職域に応じて手当がつきます。
間違いなく自分自身のスキルアップにつながります。
転職する際、航海士の経験によって、採用の幅が広がり、報酬の交渉にも優位になります。
終わりに
やはり、ブリッジで船を思うままに操船するのは、気持ちがいいものです。
狭い水道や他の船舶が多いときは、ドッと疲れますし、それらの困難が終わったあとも、もっとこうすればよかったと、反省することもありますが、それも経験になり、今後に生かせることができたら、航海士としてのレベルアップです!
最後までお読みいただきありがとうございました。