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元海上自衛官の退職体験談|資格取得と転職準備でキャリアを切り開く方法

⚓こんにちは、ひこやんです。当ブログではアフィリエイト広告を利用しております。

それではごゆっくりとご覧ください。

「自衛官を辞めた後のキャリアが不安」「退職までにどんな準備をすればいいの?」

こうした悩みを抱えている元海上自衛官の中途退職や定年退職を考えている方は少なくありません。

私は実際に海上自衛隊を退職し、約5か月間の準備期間を経て民間船への転職を実現しました。

その間、休暇の有効活用、家族との時間、資格取得による転職準備を通して多くの学びを得ました。

この記事では、私の退職から転職準備までの体験をもとに、元海上自衛官が「退職前にやるべきこと」「資格取得のコツ」「転職活動の進め方」を具体的に解説します。

これから退職を考えている方にとって、きっと参考になるはずです。

元海上自衛官が退職を決意し、次の準備へ

退職までにやるべき有給消化とボーナス活用

退職を考えているなら、まず重要なのは「休暇の消化」と「ボーナスの受け取り」です。

私は、溜まっていた約80日の休暇を休みまくって次のボーナスをもらって辞めました。

すぐにでも辞めたいと思う人もいますが、せっかく溜めた休みを自ら放棄するなんてもったいない、職場からどう思われようが、休みは権利ですからね。

結論から言うと、退職前に休暇を計画的に消化することは精神的にも大きな余裕を生む行動です。

そして、自衛隊在籍中に経済的にも安心して転職活動に取り組むことができます。

実際、私も休暇を利用して家族と過ごしながら、次のステップに向けた準備を進めることができました。

退職後に後悔しないための計画的な準備

退職はゴールではなく、次のキャリアへのスタートです。

退職を決めた時点で、資格取得や転職活動の計画を立てることが大切です。

退職前にしかできない家族との時間

月に平日って22、23日で、その間にも年休っていって、月に2日休みがつくので、思った以上に休めることができ、退職まで4か月は休みました。

なんどか退職の手続きで基地に行きましたが、全然余裕です!

なにせ毎日が休みなんで!(^^)!

長期休暇で得られた心の余裕

休暇中は、初めてのキャンプ連泊、娘の体育祭や授業参観など、これまでできなかったことを経験できました。

退職前の長期休暇は、家族との時間を取り戻す絶好の機会です。

仕事中心の生活ではなかなか参加できなかった行事に関わることで、家族との信頼関係が深まり、自分自身もリフレッシュできました。

結果として、心に余裕が生まれ、次のキャリアへの前向きなエネルギーにもなりました。

しかーし、私が毎日家にいる生活は、家族にとって全部いいわけではありません(´;ω;`)ウゥゥ

そりゃそうだよね。

それでも、「家族と過ごす時間が持てた」という事実は、自分にとって大きな意味を持ちました。

元海上自衛官が取り組んだ資格取得

民間船への転職準備

私はもともと4級海技士の資格を持っていましたが、民間船の選択肢の一つの外航船にも乗れるようにと、3級海技士の資格も取ろうと準備していました。

民間船に乗るためにしたこと

3級海技士の免状:筆記試験、口述試験、上級英語講習

第1海上特殊無線技士(SECOJ)

ECDIS講習(SECOJ)

船員手帳の作成

健康診断

内航船だけであれば4~6級海技士、第2海上特殊無線技士の資格で十分ですが、外航船を視野に入れたことで準備は多くなり、意外とバタバタした日々を過ごしました。

国土交通省から指定を受けた、船員の雇用の促進や技能の向上を図る各種事業(資格講習や未経験者向けの情報提供)を実施しているSECOJを利用したらウン十万浮かせることができました!

以下の教材をひたすらやりました、これさえやれば独学でも、合格できます!

六法は五年以内だと中古で十分です。

「今だからできる」資格取得

転職の準備を振り返ると、資格取得や講習の受講に多くの時間を費やしていました。

そして強く感じたのは、資格取得や自己投資は退職前後の「時間がある今こそ」取り組むべきだということです。

なぜなら、新しい職場に入れば環境に慣れることや業務に追われ、勉強や自己研鑽に割ける余裕がなくなるからです。

実際に、私は退職前の期間を利用して3級海技士やECDISなど取得しましたが、内航船に乗っている今となっては、いらんかったかなと…、まあいいんです!

その経験が自分に自信を与え、転職の幅を広げてくれました。

退職から転職準備までの流れ

退職までどのくらいかかるの?とよく聞かれます。

時系列はこんな感じです。

実際の5か月間のスケジュール

7月下旬退職の意向を報告
8月通常勤務 上司との面談
9月以降 休暇
9月筆記試験の勉強
10月筆記試験、終了後口述試験の勉強
10月上旬自衛隊に求職活動の届け出
海のハロワークに登録
10月中旬上級英語講習
第一海上特殊無線技士講習
11月上旬EGDIS講習
口述試験
11月中旬会社面接
11月下旬内定先決定
退職の各種手続き
12月下旬退職

資格取得と転職活動を並行するポイント

資格取得と転職活動を同時進行することで、より多くの選択肢が得られます。

特に「外航船」か「内航船」かを早めに決めて動くと効率的です。

正直、いきなり外航船に乗るのは厳しいと思います。

まとめ|元海上自衛官が伝えたい退職と転職準備の教訓

休暇消化・家族時間・資格取得の3つを大切に

退職から次のキャリアへの移行は、不安も伴います。
しかし、

  • 休暇を計画的に消化し経済的・精神的余裕を得る
  • 家族との時間を大切にし、心の充実を図る
  • 退職前の時間を使って資格取得に挑戦する

この3つを意識することで、退職はただの「終わり」ではなく、次へのステップに変わります。

「今だからできること」を最大限に活用することこそ、納得のいくキャリアチェンジにつながるのです。

退職は終わりではなく新しいキャリアのスタート

元海上自衛官としての経験を土台に、新しい資格と準備を整えれば、民間でも活躍の場を広げることができます。

退職はリスクではなく、キャリアを切り開くチャンスなのです。

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